看護師って、人手不足で就職に困らないのはいいんですが、辞めるときって本当に大変ですよね。
- 今の病院の勤務体制がきつくて辞めたいけれど、辞めさせてもらえない…
- 新たな分野に挑戦したいので辞めたいけれど、受け流されて取り合ってもらえない…
- 話をしても「3年は我慢しなさい」の一点張り
- 3年続けたら続けたで「これからが楽しくなってくる頃よ。」と係や大変な仕事を頂いた…
- 「みんながんばっているから、みんな我慢しているから…」
これは私が実際に辞めたいと打ち明けた時に、上司にされた対応です。
私は前職は病棟看護師として働いていたのですが、結構強く引き止められて、なかなか辞めることができませんでした。
看護師の友人に聞いてみても、5人中4人は退職の相談をしたものの、うまく引き止められた経験があるといいます。
「看護師は退職できない」「辞めさせてもらえない」はあるあるだったんですね。
この記事では私が実際に辞めた方法や、スムーズに辞めるにはどうしたらいいか?をまとめてみたので、参考にしてみてくださいね。
辞めたいと悩んでいるあなたがスムーズに退職でき、新たな職場でイキイキと働けることを祈っています。
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退職したい!でも、絶対引き止められるのが看護師の仕事
よし、転職するぞ!辞めるぞ!
…そう思っても、なかなか辞めることができないのが看護師の仕事。
看護師は人手不足の病院が多く、病院側も辞めさせまいと必死なんですね。
事実、私も3年半で3回退職したいという気持ちを打ち明けました。
1回目は看護師1年目。とろくさい自分は、看護師にむいてないんだ!と悩んで相談しました。
このときは「まだ知識も技術も何も身についていないから、3年はがんばってみなさい」という言葉に納得してうなずきました。
2回目は2年目。
夜勤はつらいし責任重大だし、サービス残業が多く、体が休まらないなどの不満に加え、以前からの夢だった『美容外科で働く』という夢がすごく叶えたくなってしまったんです。
タイミングよく美容外科の求人があり、面接を受けてみたらなんと採用!
「1か月ちょっとしか待てないけど、ぜひ来てほしい」といってもらえて、うれしくて転職する気満々で「辞めます!」と宣言!
でも「人が足りない、3か月前に言わなければ辞めさせられない。今回はあきらめて」と言われて断念しました。
(法律的には2週間前でも辞めることは可能みたいです)
めっちゃ悔しくて悲しくて、大泣きして「じゃあ、もう辞めるって宣言しときます!次に美容外科が見つかったら、必ず辞めさせてもらいますから!」って宣言して、数か月後。
めでたく今の美容外科クリニックに出会い、内定。
「美容外科が見つかったので、辞めさせていただきます」って堂々と退職しました。
長かったです…
みなさんにはそんなふうにつらい思いはしてほしくないので、できる準備はしっかりして備えてくださいね。
看護師の退職をスムーズに進める5つの方法とは?
①一時の感情で退職を決めず計画的に!辞める3か月前には退職願を出そう
どんな仕事でも、自分の受け持っていた業務の引き継ぎをする必要があるため、通常1ヶ月~2ヶ月程度前には退職願を出した方がいいでしょう。
場合によっては1か月余裕があるにも関わらず、私のように「3か月前に伝えなければ辞めさせられない」と言われてしまう場合があります。
病院の規約にもよると思うので、しっかり確認しておきましょう。
円満退職を目指すのであれば、3か月ほど前に打診して意思を伝えておくといいです。
いくら法律上は2週間前に出せばOK!とはいっても、今までお世話になった同僚にも迷惑が掛かります。
なるべく早めに意思を伝えておき、新たな業務を引き受けないようにしておきましょう。
②新しい職場を見つけてから辞める
「仕事ができなくて自信がない」など辞めたい!という理由だけでは絶対に引き留められます。
説得すれば、考え直すんじゃないか?という期待があるからです。
本気で辞めたいのなら、新しい職場の目星は絶対つけておいたほうがいいです。
働きながら次の職場を探した方が、スムーズに入職できるしね。
仕事が忙しくて職場を探せない…というあなたは、転職サイトに登録して、自分に合いそうな職場を探してもらっておくといいですよ。
転職サイトはコンサルタントさんに自分の希望を伝えるだけで、あなたに合った職場をいくつか探してくれるので、忙しい看護師にぴったりなんです。
それに、求人情報誌で条件を見ていざ入社したら、あれ、思ってたのとだいぶ違う…ってことありませんか?
転職サイトは残業の有無や残業手当は出るか?定着率や育児休暇がとれるか?など聞きにくいことまで聞けちゃうので、思っていたのと違った!を未然に防ぐことができます。
待遇面の交渉ができたり、面接に同行してくれたり、面接対策の相談に乗ってくれたり…色々なメリットがあるので、使わなきゃ損なすごいサービスなんです!
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③転職サイトを使うと、退職で手間取っていることも相談できるので心強い!
転職サイトで転職すれば「辞めさせてもらえない…どうしたらいいの?」という状況に陥っても、転職のプロであるコンサルタントさんにアドバイスを聞けるので、とっても心強いんです。
実際、私も転職サイトを使って転職して、すごく助かりました。
退職・転職で困った時に、通話料無料で相談に乗ってくれるなんて、ありがたすぎますよね。
もし退職に戸惑っても、新しい職場への調整もしてもらえるので、そこはすごく良かったです。
自分で「辞めるのに時間がかかっていて、少し待ってほしい」って 新しい職場に言うの、気が引けますからね…
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④断固たる決意をしっかりと紙面で表示し、伝える
師長は今まで何人も「辞めたい!」という人をなだめてきているので、少しでも迷いがあると見抜かれてしまいます。
自分がなぜ退職したいか、退職することで何を手にしたいのかをはっきり伝えられるように考えておきましょう。
書面で意思を伝えることもすごく重要になります。
私も知らなかったのですが、退職願を提出してから、法的に働かなければならない最低期間は2週間です。
ただ、就業規則で1~3ヶ月前の申し入れが決められている病院もあるので、自分の病院はどうなのかを確認してみてくださいね。
⑤退職願いを渡す相手は師長に直接手渡しで
退職願は直属の上司に提出するのが基本なので、自分の病棟の師長に手渡しで渡しましょう。
いきなり看護部長に渡すのは師長の管理不足を問われ、もめるケースがあるようです。
渡し方としては師長があまり忙しくなさそうなときに「ちょっとお話があるのですがよろしいですか?」と切り出すといいです。
言いにくいことではありますが、社会人のマナーとしてがんばって伝えましょうね。
引き止めにくい看護師の退職理由ベスト2
退職理由にも引き止めやすい理由、引き止めにくい理由があるんです。
円満に退職するためにも、しっかり押さえておきましょう!
3位:スキルアップのために違う科・分野を経験したい
- 認定看護師になりたい
- 保育園の看護師として働いてみたい
- 美容外科で働いてみたい
など、今の病院にいてもできないことを経験したい場合、積極的に伝えるといいです。
やりたいことは人によって違いますからね。
できたら理由も具体的に伝えられると、説得力がアップします。
例:美容が好きなので美容外科で働いて、お肌の治療や整形の介助などに関わってみたい!
2位:家庭の事情を理由にする
結婚・妊娠・出産し、子育てに専念することになった。
家族の介護、看病が必要になった。
このように家庭の事情を無視してまで、仕事を続けるように説得する病院は少ないはずです。
「家庭の事情で引っ越してしまう」というのも有効な理由ですね。
1位:体調を崩してしまい、家族や病院から辞めるように言われている
体調を崩していて第三者に心配されているのにも関わらず、それを無視して仕事を続けさせることもできません。
それならしょうがないよね、と思わせる理由ですよね。
本当に心や体が辛い場合以外は家庭の事情か、スキルアップを理由に退職するのがベスト!
もし、あなたがいじめなどの人間関係を理由に退職したいと思っても、上記のような理由で説明するのが、円満に退職するポイントでもあります。
退職の理由は他のスタッフにも聞かれることなので、みんなに説明できないような理由だと困るからです。
自分の体調不良を理由に退職すると、スタッフに心配をかけてしまうので、本当に体や心が辛くて今すぐにでも辞めたい!と言う場合以外は、なるべく使うべきではありません。
家庭の事情やスキルアップなどの前向きな理由であれば、急に辞めたりしない限り、同僚も応援してくれるでしょう。
辞めてからもどこかで顔を合わせたら、また普通に話せるような辞め方をしたいですね。
もしも引き止めにあったら、どんな対応をすればいいの?
迷いを見せず、一貫して退職の意思を伝え続ける
看護師の仕事は勤務体系や責任の重さなど、大変なことが多い職種なので、親切心で励ましてくれる上司も多いです。
特に‘看護師3年目までは続けるべき‘というセリフは、本当によく聞かれます。
実際、私も当時は辞めたくて仕方なかったけれど、3年半病棟で働いてみて、今となっては技術も知識も経験も身についたし、我慢して続けてよかったなって思うのです。
だから、このセリフは当時の私のように、3年未満の看護師のためを思って出てくる言葉なのでしょう。
それでもよーく考えて、やっぱり無理だと思ったら迷うそぶりは見せずに「ありがとうございます。でも、もう決めたんです。」ときっぱり態度に表しましょう。
真剣な態度はきっと伝わります!
「少し考えさせてください」と間を置いてみる
引き止めにあった場合はただ反発するのではなく‘上司の話もしっかり聞いて考えた‘という態度をとることが重要です。
焦らず2~3日たってから「しっかり検討してみたけれど私の意思は変わりません。退職させてください」と伝えるほうが円満に退職することができます。
師長が聞いてくれない場合は師長に断ってから看護部長へ
ある程度経験を積んで辞めさせたくない人材だと、真剣に話をしても退職を認めてもらえない場合もあります。
そんなときは看護部長に話をすることを一言断ってから、相談するようにしましょう。
看護部長まで話がいくと、すんなり辞めさせてもらえることが多いようです。
働きやすい職場は待っていても歩いてこない。真剣に考え、行動することで手に入る
退職、転職ってすごく体力を使いますよね。
でも今の職場に居続けることに強い違和感や苦痛がある場合、しっかり検討した上で辞めるのもありだと思います。
なぜならば、あなたの人生一度きりだから。
人が仕事をしている時間は、1日の大部分を占めています。
一度しかない人生を辛い・悲しい気持ちで過ごすことないと思うんです。
そりゃあ、働いていれば失敗して落ち込んだり、イヤなこともあります。
大変だけど時には楽しかったり、やりがいを感じたりもできる仕事につけたら最高ですよね。
働きやすい職場は、あなたが自分から求めなければ手に入ることはありません。
「なにが不満で、どうなればもっと働きやすくなるのか?」
それを真剣に考えて、行動することで初めて手に入るものなんです。
上司や同僚も、真剣に思いを伝えればきっとわかってくれるはず。
あなたもこの機会に、自分がイキイキ働ける職場について考えてみませんか?
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