そんなあなたのために私Yukiが、イベントナースのお仕事についてご紹介していきますね。
イベントナースはどんなところで働くの?
イベントナースと一口に言っても、実はいろんな案件があるんです。
- 夏フェス
- ライブ会場
- 遊園地
- スポーツ大会
- 地域のイベント
- 中高生の修学旅行
- 遠足
- 合宿
拘束時間も数時間単位から1日の案件、数日の案件と様々です。
屋内に救護所がある場合もあれば、テントのような簡易的な場所もあり、イベントの性質によって環境は変わってきます。
イベントナースの仕事内容は?
基本的には、会場に訪れたお客さんたちが体調を崩した時の救護活動がメインです。
ケガなどに対しての応急処置や、夏のイベントだと熱中症の症状を訴える人が多いです。
修学旅行の付き添いの場合は2泊3日、合宿だともう少し長い期間の対応になるかもしれません。
一緒に宿泊をして、学生さんたちの中に体調不良者が出た場合の対処をします。
スポーツ大会などで重症なけが人が出る恐れのあるイベントなどの場合、医師も常駐していることもありますが、看護師だけのイベントも多いです。
その場合、人員が自分一人であれば、自分ですべての判断をしなくてはならないというのがちょっと不安になる要素でもあります。
イベントナースの気になるお給料事情
忙しさはその日によって異なるイベントナース。お給料はどれくらいなのか、気になりますよね。
イベントナースのお給料の相場は時給で1000円から2000円と幅があります。
日給だと10,000円から15,000円くらい。
地域のお祭りや規模の小さなイベント会場だと予算も少なく、急病人も出にくいことが多いので時給も安め。
有名歌手のライブ会場、大規模な夏フェスはお給料は高めですが、規模が大きくなるほど急病人が発生する可能性も高くなります。
特に野外ライブなどでは熱中症が、屋内ライブだと過呼吸になる人が多いです。
修学旅行などの付き添いだと日給10,000円から12,000円が多いようです。
イベントナースはこんな人にもおススメ!
子育て休業中のママさんナース
イベントナースの案件は土日や祭日、年末年始や夏休みなどに案件が集中します。
そのため、育休中のママさんナースも御家族にお子さんを預けて働きやすかったりします。
病院や施設と違ってその日その場限りの仕事ですから、慣れるとか慣れないとかもないですし、単発としては非常にやりやすいと思います。
育休中でもたまには看護師としてのお仕事に従事することで、看護師としてのカンを鈍らせないためにもいいかもしれません。
ダブルワークで効率よくお金を稼ぎたい
イベントナースの案件は長くても拘束期間は数日ですし、多くは1日単位のお仕事です。
そのため本業とのダブルワークとしても気軽にお小遣い稼ぎが可能で、空いた時間を有効活用することが出来ます。
普段病院で働くのとはまた全然環境が違うので働いているという感覚も薄く、ストレスなくダブルワークが出来るかもしれませんね。
救護所での看護を上手に行う3つのコツ
1.物品チェック
初めての場所、人、物なのでまずはどこに何があって、どんなものが用意されているのかを把握します。
- 救急車を呼ばなければならない事態や人が足りないなど、困ったことがあったときに連絡するべき人は誰なのか?
- その連絡方法はどのようにすればいいのか?
などは事前に確認を取っておきましょう。
いざ急病人が運ばれてきてからあれがない、これがないということにならないよう事前準備は大切です。
また万が一のことを考えて、一番近いAEDの場所を確認しておいた方がいいですね。
一緒に救護所を任されている人がいるのであれば、ある程度コミュニケーションをとって最低でもお名前はどこかに控えておいた方がスムーズに動けます。
2.客層をリサーチ
イベントによって、客層は異なります。
- 子供中心であるなら外傷やアレルギー症状、熱中症などが多い傾向
- 中年以降の年齢層は基礎疾患がある場合もある。熱中症と思って様子を見ていても、基礎疾患の悪化も併発して症状が進行していくというケースも。
- 高齢者の場合、ちょっとした転倒でも骨折しやすい傾向
3.重症度で優先順位を決める
災害現場ではよく「トリアージ」をしろと言われますが、救護所での看護はまさに優先順位が大切です。
多くの急病人が同時に運び込まれてきた場合は焦らず観察を行い、重症度を判断して対応の順番を決めます。
その時、一緒に来ている家族や友人がいれば話を聞き、基礎疾患の有無や内服薬、アレルギー情報なども確認して、今後の予測を立てることが必要です。
救護所によく運ばれてくる症状とその対応
真夏のイベントで多いのが、熱中症。
多くの人が集まる場所やスポーツ大会では、思わぬ転倒や外傷が多くなります。
まずはそれらの対処法を押さえておきましょう。
熱中症
まずは涼しい場所に移動し衣服を緩め、風通しを良くくします。
下肢挙上の姿勢で休ませます。
頸部、腋窩、鼠径部を中心にクーリングをしながら水分と塩分の摂取を促します。
これが一般的な対処法です。
筋肉痛やけいれんが起きている場合は1リットルの水に対し、9gの塩を入れた生理食塩水を飲ませましょう。
意識レベルの低下や飲水できない、嘔吐してしまうという症状が見られた場合、熱中症の中でも最も重篤な熱射病になっている可能性があるので、救急搬送を!!
打撲や捻挫
転んだ拍子に足をひねってしまった、どこかにぶつけてしまったという人も多くくるかもしれません。
打撲や捻挫の応急処置の基本はアイシングです。
保冷剤や氷をビニール袋に入れたものを患部に当て、冷やします。
氷を使う時は、必ずビニール袋の上からタオルなどで包んでから患部に当てましょう。
さらに軽く圧迫しながら保冷剤などを固定し、患部を心臓より高い位置にすると内出血の悪化を防ぐことが出来ます。
長時間当てておくと凍傷の原因となってしまうため、15分〜20分程度アイシングをしたら一旦外し、皮膚感覚が戻ってきたらまた冷やす。
これを4~5回繰り返します。
- クーリングをしていてもどんどん腫れがひどくなる
- 痛みが強くて患部を動かすことが出来ない
という場合には骨折が疑われます。動けるようであれば受診を勧め、無理なら救急搬送しましょう。
頭を打った場合は注意が必要です。その時には症状がなくても、数日あるいは1ヶ月経ってから症状が出現することもあるので、注意するように説明してから帰ってもらいましょう。
初めてイベントナースに応募するなら、こんな案件がおススメ!
規模の大きいイベントや大きなスポーツ大会であれば、医師が一緒に待機していたり、数名の看護師で救護所対応することがほとんどです。
そういった場所であれば自分一人で全部判断しなくても、相談する相手がいるだけで心強いですよね。
もしくは地域のお祭りイベントなど、数時間で終わるものを手始めにやってみるのもいいかもしれません。
時間が短ければそれだけ急病人の発生リスクも減りますし、お試ししてみるにはいいと思います。
イベントナースは人気の高い求人!
イベントナースは非常に人気の高い求人です。
普段の職場とは全く違う環境で、自分もそのイベントの一員として参加しているような感覚にもなって楽しいと思います。
基本的な救急対応が頭に入っていればチャレンジできる案件なので、どんな案件があるのかか試しにのぞいてみるのもいいかもしれません。
イベントナース求人が多い転職サイトはこちら↓
修学旅行や移動教室などに添乗するツアーナースについての記事はこちら↓