こんにちは。美容外科ナースのりえです。
わたしは前職は病棟看護師をしており、2交代も3交代も経験したことがあります。
若かりし20代前半。当然、夜勤もバリバリやっていましたが、当時すご〜く悩んでいたのが肌荒れでした。
もともと肌が弱く敏感で、アトピー持ちだったわたし。
仕事のストレスもありましたが、交代勤務で夜勤をやるようになってからお肌はボロボロ。
ニキビができたり、乾燥してヒリヒリしたり、赤みが出たり。
お肌の状態は最悪でした。
隠したいけど、荒れてしまうからファンデーションも塗れない状態の日ばかり…
当時付き合っていた大好きな彼氏に、
りえ、せっかく可愛いんだからファンデーションくらい塗ったほうがいいよ。
なんて言われてしまい落ち込む日々。
(当時はわたし、とてもかわいらしかったようです。今考えると、なんて失礼な彼氏だったんだ!こっちから願い下げだわ)
そんな悩みを人知れず抱え、お肌にいいと言われるものをひたすら試しては、ため息をつく生活でした。
そんなわたしも現在では美容外科の仕事に転職をし、日勤だけの勤務にしてから肌の状態は驚くほど改善をしました。
今ではアトピーだと言っても信じてもらえないくらいです。
この記事では肌荒れで悩む看護師さんに向けて、肌荒れの原因と対策をわかりやすくまとめていきますね。
忙しい交代勤務看護師は、肌荒れの原因がいっぱい!
不規則な生活によるホルモンバランスの乱れ
日勤が続いていた時は調子が良かったのに、夜勤に入った途端、お肌の調子がすこぶる悪くなることってありますよね。
これは不規則な生活によって、成長ホルモンの分泌量が減ってしまうために起こります。
お肌が生まれ変わるターンオーバーには28日前後かかると言われていますが、成長ホルモンの分泌量が減ることで、このターンオーバーの働きがどんどん遅くなってしまうんです。
ターンオーバーが遅くなることで、肌のバリア機能も低下し、本来であれば自然に治っていくような刺激にも炎症を起こしたり、メラニンが分解されずにシミになってしまったり…
そのほかくすみや毛穴、たるみ、ニキビ…ターンオーバーの乱れは、あらゆる肌トラブルの原因になるんです。
このキレイなお肌作りに必須なホルモンは、22~2時の間に熟睡することで量が増えます。
このお肌のゴールデンタイムにしっかり休むことができない夜勤中は、ターンオーバーが乱れやすく、肌荒れを起こしやすいんです。
夜勤中に特に多い、食生活の乱れ
中には手作り弁当を持ってきている女子の鏡のようなスタッフもいましたが、夜勤前ってバタバタして健康に気を使って食事をとることは難しいですよね…
夜勤中は忙しいことも多く、サッと食べられる手軽なものがいい。
そう考えるとサンドイッチやおにぎり、気を使ってサラダと言った感じでしょうか…
そして、カップラーメンやお菓子の深夜の誘惑…
夜勤スタッフ同士の差し入れなんかもあったりして、ついつい食べてしまいます。
ビタミンやミネラルなどの美肌に必要な成分が取れないどころか、添加物や脂質などのたっぷり入ったもの中心になってしまいがちなので、肌荒れを起こしやすいんですね。
急変、人間関係、責任の重さ…度重なるストレス
看護師の仕事は3Kじゃなくて9Kだなんて言いますが、忙しいし精神的にも肉体的にも大変だし、責任の重い仕事だしで本当にストレスがたまるんですよね。
夜勤だと自分1人でみる受け持ち人数も増え、何かあったらどうしようという不安もあったりして、尚更ストレスを感じやすいです。
人間関係もありますしね。
こんな看護師が抱えやすいストレス、実は肌荒れの大きな原因だったんです。
ストレスを感じると、交感神経が優位になって男性ホルモンの分泌が多くなります。
すると皮脂の分泌量が増え、肌のベタつきやニキビの原因にもなるんです。
さらに不規則な生活や睡眠不足が重なって、ストレスをさらに感じやすくなるという悪循環にも陥りやすいんです…
夜勤が終わるとまるで抜け殻。化粧を落とさず寝てしまう
看夜勤明けってホッとするのか、家に帰ると何もしたくなくなりますよね。
軽くメイクしていても、洗顔さえせずにソファでそのまま寝てしまう、なんてこともあるのではないでしょうか?
逆に夜勤明け、変なテンションになってそのまま出かけて、丸一日スキンケアをしないなんてこともありえますよね。
何も汚れていないように見えても、お顔には雑菌がいっぱい。
放っておくと肌荒れやニキビの原因になってしまうんです。
今すぐできるものからやってみよう!簡単にできる肌荒れの対策は?
良質な睡眠を心がけ、成長ホルモンを増やそう!
夜勤中は仕方がありませんが、普段もついつい生活リズムを気にせずに夜更かししてしまっていませんか?
せめて夜勤でない時は、お肌のゴールデンタイムを意識して22時~2時は熟睡できるように心がけてみましょう。
夜勤後、眠る時に日中だとうまく眠れず疲れが取れない…
そんなあなたは遮光カーテンがオススメですよ。熟睡するのに1役買ってくれます。
そのほか睡眠の質を上げるのにとても効果があるのが、光目覚ましです!
寝ても疲れが取れない、いつも眠いといったあなたはぜひ試してみてくださいね。
夜勤前に寝過ごすのが怖いあなたも光目覚ましを併用すると、スッキリ起きられるかもしれません。
できる範囲で食生活を見直してみよう!
肌荒れを予防するにはバランスの良い食事が必須です。
とは言っても、夜勤前にコンビニなどでパッと用意できるものは限られてくるので、感触などのできる範囲で気をつけていくと良いでしょう。
具体的にはお肌の生成に役立つビタミンA、B群、C、Eや、体の元となるタンパク質の豊富な食べ物を選ぶと良いです。
どうしても炭水化物多めになりがちな食事にサラダや豆腐、ヨーグルトをプラスしてみる、間食はお菓子はやめてフルーツやナッツ類にしてみる、食べ過ぎ防止を防ぐため水分をたっぷりとる…
そんな無理のない範囲から試してみましょう。
ストレスを感じないのは無理でも、自分なりの解消法を見つけよう!
看護師をやっていてストレスを感じない、というのはなかなか難しいかもしれません。
悩んだり落ち込んだり、泣きたくなったり。
看護師の仕事は日々勉強であり、楽しいことばかりとはいかないかもしれません。
でも、ストレスを感じた時に友達に話したり、岩盤浴に行ったり、自分なりのストレス解消法を持つことでためこまないようにすることはできます。
あなたのストレス解消法はなんですか?
夜勤後は帰宅してすぐにスキンケアをしよう!
夜勤で疲れていても必ず習慣にしたほうがいいのが、洗顔とスキンケアです。
帰ったらすぐに洗顔する癖をつけて、メイクをきれいに落としましょう。
たとえメイクをしていなくても、一晩中病棟を走り回ったあなたのお顔は雑菌がいっぱいですよ。
たっぷりの泡で洗顔したら、しっかり保湿します。
夜勤の後はお肌が乾燥しやすいので、シートパックでしっかり保湿してあげるといいですよ。
がんばった自分をお疲れ様、といたわってあげましょう。
とはいってもシートパックは放置しすぎは乾燥の元になるので厳禁です。
シートパックを乗せたら上からラップをして5〜10分程度放置し、終わったらクリームでしっかり蓋をしてあげてくださいね。
美肌注射、プラセンタ注射に挑戦してみる
お肌にいいと言われるプラセンタ注射。芸能人や美容家などにも大人気ですよね。
わたしも夜勤をやめて、プラセンタ注射を打ってからお肌の調子が劇的に改善したので、気になる方は試してみてもいいかもしれません。
ただし、プラセンタ注射は1度打つと献血ができなくなってしまうのでそこだけ注意しましょう。
それでも無理なら、転職して夜勤を辞めてみてもいいかも…
できることから試してみて、それでも変わらない…
そんな時は、日勤のみの仕事に変えてみるのもありかもしれません。
夜勤の体への負担はとても大きく、夜勤ありから日勤のみに働き方を変えたら肌荒れが劇的に改善した、という声はよく聞きます。
日勤だけでも高収入な仕事は可能?
とはいっても日勤だけじゃ今よりも給料が全然もらえないんでしょ?と思ったあなた、甘いですよ。
看護師の仕事は、知らないだけで意外と日勤のみでも給料の高い職場があるんです!
ちなみに日勤だけの職場はこんなに色々あります!ちなみにわたしは美容外科に転職して日勤だけなのに給料は上がりました!
- 美容外科
- クリニック
- デイサービス
- 訪問看護
- 健診センター
- 保育園看護師
- 外来勤務
- 入院施設のない病院
あなたはどんな看護師でいたい?
若い頃はまだ気力でやっていけても、夜勤は負担が大きくだんだんと辛くなってくるときがくると思います。
特にアラサーに近づくと気を使っている人といない人とでは、お肌がキレイな人とボロボロになってしまう人と差がはっきり分かれます。
夜勤が好きで夜勤を続けながら、しっかりケアをするもよし!
夜勤が苦手なら、やめてみるのもよし!
あなたの理想の働き方を考えて、あなたにあった生き方を選んでくださいね。