看護師って、本当に大変な仕事ですよね。
実は看護師を辞めたいと思ったことがある人の割合は、なんと75%にものぼるそうです。
転職率が高いのも、看護師の仕事の特徴ですよね。
看護師の仕事がつらい理由のひとつに『夜勤』があげられます。
つらいと思いつつも、何とかがんばっている看護師さんも多いのではないでしょうか?
私も過去に夜勤をしていたことがありましたが、つらくて夜勤前に泣けてきてしまったり、気分が落ち込んでしまうこともありました…
今回は夜勤がつらい理由と、私が夜勤を乗り切るために工夫したことなどをお話ししますね。
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看護師辞めたい、夜勤に行きたくない…夜勤が辛い理由とは?
勤務体系がつらい
私が一番つらかったのはこれでした。
2交替にしても3交替にしても、どっちにしてもつらいんですよね。
日勤と夜勤の2交替。
(日勤が8:30~17:30で夜勤が16:30~9:00など。)
2交替制は夜勤が16時間労働と、1回の夜勤の勤務時間が長いのが特徴。
仮眠時間が最低2時間と決まっているが、夜間の緊急入院、急変などがあると仮眠どころか休憩すらとれないこともある。
落ち着いている日はいいが、勤務時間が長い分、何かしら起こる確率も高い。
日勤、準夜勤、深夜勤の3交替。
(日勤が8:30~17:30。準夜勤が16:30~0:30。深夜勤が0:30~9:00など。)
規定は8時間の勤務だが、日勤後にサービス残業をしている病院も多い。
日勤が終わってから数時間後に深夜勤務に入らなければいけないので、体力的に辛い。
寝過ごしてしまわないかという不安があり、うまく眠れず、疲れが取れないという看護師も多い。
こんなふうに夜勤は2交代にしても3交代にしても、ちょっと無理したシフトになっているし、体力的にしんどいんです。
責任が重くのしかかってくる
夜勤では看護師の人数が減るため、日勤よりも受け持つ患者さんの数が多くなります。
日勤に比べ、検査やケアもないし、点滴も少なめですが、日勤の2~3倍の人数を受け持ちながら、重症患者も受け持つので、当時新米の私には荷が重かったです。
看護師の仕事は薬を間違えたり、点滴を間違えたら一大事。
疲れていた、眠かった、間違えたなんて言い訳にはなりません。
なのに時間でやることも決まっているし、呼吸器やモニター、輸液ポンプ、ドレーンなどがずらっと並んでいるのを管理するのも、プレッシャーでした。
早く回らなければいけないけれど、もれなく、確実に!
先輩にも迷惑ばかりかけられないし!
なんて思ったら、気が休まる時がなくて。
実際、夜勤中はインシデントも多いようです。
急変や急な入院でバタつき、残業になることが多い
今日は静かですね…
この言葉を発した直後にバタつくことが多々あり、いつのまにか禁句であることを学んだ新人さんは多いのではないでしょうか。
緊急入院のTELや、ラウンド中に呼吸停止している患者さんを発見してしまい、そこから目が回るような忙しさになることは日常茶飯事ですよね。
そんな時に限ってナースコールが多かったり、点滴が漏れたり、おむつがもれてしまっていたり、指示された点滴が病棟になかったり…
問題は重なるわけです。
無我夢中で仕事をこなし、やっとひと段落した頃には勤務終了時間はとっくにすぎていて。
申し送りもおわってほっとあたりを見渡すと、書きかけのカルテや片付けが山積み。
プレッシャーから解放されて、ぼーっとした頭で考えると、余計に記録が進まない。
気づけばサービス残業、というのも日常茶飯事。
やっとすべてを終わらせたときって、本当に抜け殻のようになってますよね…
夜勤のメンバーを選べない
夜勤のメンバーって、かなり重要ですよね!!!
2交替なんて、少人数で十数時間を共にするわけです。
人によってすごく仕事を手伝ってくれる人もいれば、中には気分で仕事をあまりしてくれない人もいたり。
先輩だといえないし…
逆にこっちが足手まといと思われても申し訳ないので、常にてきぱき動こうと心がけていました。
そういった気苦労も夜勤が苦痛な理由のひとつかもしれませんね。
不穏患者さんとの付き合いが難しい
何事も起こらないように気を付けてラウンドしていても、事件は突然起こります。
寝たきりで歩けないはずの患者さんが、なぜか床をはって出てきてしまっていたり、点滴を抜いてしまって、辺りが血だらけになってしまっていたり。
夜中なのにナースコールを何度も押したり、大声を出したりする患者さん。
それよりもドキッとするのが、意識がなくて抑制をしなければいけない患者さん。
挿管チューブやOPE後のドレーンなど、抜かれてしまったらまずいものたちが今にも抜かれそうになってしまっていると、本当にひやっとしました。
あんなにしっかり固定してダブルチェックまでしたのにー!とか、抑制って仕方ないんだけれど申し訳ないなとか、いろんな感情が渦巻きます。
言葉で説明できないような不思議なことが起こることがある
病院って亡くなった人もいるし、やっぱり真っ暗い中、懐中電灯ひとつで一人でラウンドするのはこわいですよね。
それでもだんだん慣れてはきます。
だけど、夜勤をしているとたまにおかしいな?ってことがあったりするんですよね。
なぜか誰もいないはずの個室からナースコールが鳴ったり、窓が開いていたり。
夜勤だから3人しかいないはずなのに、誰に聞いても私じゃない、ってなる。
単なる思い過ごしか、って思うしかないけれど、そこは重症の患者さんの入る個室だったりするのでやっぱりこわかったです。
夜勤をうまく乗り切るコツ
憂鬱な夜勤。どうしたらうまくのりきれるのかまとめてみました。
睡眠は90分間隔でとる
夜勤前の睡眠をとるときは、スッキリ目を覚ますために90分間隔を意識しましょう。
1時間半、3時間、4時間半…と言った感じですね。
寝過ごさないように目覚ましと携帯と、ダブルでアラームをセットして、ひとつは近くにひとつは遠くにおいてました。
体を起こすまでがつらいですからね。
光目覚ましを使うと、ウソみたいにスッキリ楽に起きれますよ。
私も光目覚ましを使ってから、日中の眠気やだるさがなくなって、快適に過ごせるようになりました。
お値段は目覚まし時計にしてはちょっとお高いですが、これでスッキリ起きられて体調も良くなるのであれば安いものです。
周りのスタッフをうまく頼り、1人でがんばりすぎない
がんばらなきゃ!と思うばかりに、1人で仕事を抱え込むのはやめましょう。
がんばる姿勢はもちろん大切ですが、助けを借りなければいけない場面では、しっかり困っていることを伝えて、助けてもらうことが大事です。
特に新人時代やまだ他のスタッフと仲が親しくない場合、つい頼みづらくて仕事を抱え込んでしまいがち。
結果、足手まといになったり困っていることが伝わらず、あの子って何考えてるのかわからない…なんて言われてしまったりして、つらい思いをすることもあります。
素直に頼って、かわいげのある人材を目指しましょう!
頼られるとかわいがられることって多いですしね。愛嬌って本当に大事です!
メモの取り方を工夫する
夜勤で悩むのが、限られた時間でうまくラウンドする方法だと思います。
私はなるべく早めに病棟に入り、情報収集の時間を十分にとったり、メモをとるときに患者さんの名前とやることを、時系列で整理してとるように心がけていました。
一目で何時に何をすればいいのかが分かるようにすると、動きやすいです。
てきぱき動いている先輩に、ラウンドのコツを教えてもらうのもいいと思います。
いろいろ試行錯誤試してみてくださいね。
とはいっても夜勤が本当につらい、合わないと感じている人は無理をしないことが大切です
何事も初めからうまくできる人なんていませんし、特に夜勤は体質的に合う、合わないが別れる仕事です。
日勤と夜勤ではなく、夜勤専従の方が身体的には楽という人も多いです↓
今がんばったことはきっと後から役に立つはずだし、いつかいい思い出に変わるはず。でも。
- いろいろ試してみたけれど、やっぱり夜勤がつらくて仕方がない。
- なんだかやる気が出ない。
- 仕事に行けなくなってしまった。
- なぜだか泣けてきてしまう…
そんな方は、無理してがんばるのはやめましょう。
夜勤はやっぱり生活リズムも壊れますし、働いてみて合わないと感じたら職場環境を変えてみるのもひとつの方法です。
仕事は今の職場だけではないですし、人間らしくいられなくなってまで、今の職場にこだわる必要はありません。
夜勤だって、病棟勤務だって、やらなくてもいい。
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